顔面神経麻痺・顔面けいれん

顔面神経麻痺

顔面神経麻痺の症状としては、

・鏡をふと見た時に顔がゆがんでいる
・顔の左右どちらか半分に力が入らない
・頬がたれてきた
・まぶたが閉じない
・うがいをすると、口から水が漏れる
・食事も、口の半分がうまく動かずはがゆい

顔面神経は、脳幹から細長い骨のトンネルを通り、顔とつながっています。この神経が、脳幹を出るまでに障害を受けたものを中枢性麻痺、脳幹からトンネルにかけて障害を受けたものを末梢性麻痺と呼びます。一方、ウイルスによって顔面神経が炎症を起こし、同様の麻痺が生じる場合はハント症候群と呼ばれ、耳の周りの痛みや水疱を伴うことがあります。 麻痺の程度は、発症して2週間頃にはっきりしてきますが、どちらであっても早く星状神経節ブロックによる治療を開始されることをおすすめします。

顔面けいれん

顔面けいれんは中年の女性に多く発症し、多くの場合、顔面の左右どちらか片方にけいれんを起こします。原因は、顔面神経が周囲の血管から圧迫を受けているためではないかと考えられています。 普段は症状が軽いのに人前に出ると症状が強くなるような顔面けいれんや、眼瞼けいれんの人は安定剤の服用で症状を抑えることもできますが、 ボトックス注射が適応になりますのでご相談ください。 症状が強い方は、圧迫している血管を引き離す手術を行います。脳神経外科の手術になるのでまずは当院にご相談ください。

TEL:03‐3485‐6311